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2009年12月 6日 (日)

中東欧旅行 第2日目その2 ドレスデン

ベルリンから192Km、バスで2時間半ドレスデンDscf0130_23時過ぎに到着した。 バスを降りるとエルベ川があって写真のような素晴ら しい眺望広がっていた。 川向こうの建物は左から、ザクセン州の財務省、首相府、そしてカローラ橋である。 エルベ川はチェコとポーランドの国境の山岳地帯に水源を発し、チェコ、ドイツ東部を北へと流れ、ハンブルク付近で北海へ注ぐ、延べ長さ1000Kmの川である。 チェコではこの川のことをLabe川と呼んでおり、プラハの中央を流れる。 美しさに見とれている時間なく、写真をとるだけですぐに、聖母教会、ツヴィンガー宮殿ほかの散策へと動いた。

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ドレスDscf0138_2 デンのシンボル、フラウエン教会(聖母教会)は1743年建立のルーテル教会で、バロック様式の美しい教会ある。 写真の像は、ルーテル教会の創始者ルターである。 ドレスデンはドイツの広島、長崎と称されるほどに第2次世界大戦ではボロボロになった。 この教会もボロボロ、そして東ドイツの時代、共産政権が宗教の場としての教会を好まなかったことと、英米資本主義国の蛮行を宣伝する格好の例であるということで、瓦礫の山がそのまま放置された。 1989年ベルリンの壁が開き、東西ドイツの再統一が実現すると、聖母教会の再建運動が高まり、市民活動と20カ国5000人もの支援の大プロジェクトとなって再建に着工でき、13年かけて2004年に復元された。 一部に昔の壁を残し、大部分が新しく元の形に復元されて、石の釣り鐘と称される直径25mの大ドームをもつ立派な姿が蘇った。

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ここでドレスデンの歴史を少々紐解く。 現在ザクセン州の州都がドレスデンであるが、ザクセンはAD250500ごろこの地一帯にザクセン人が移住して定着したことで始まる。 その後1806年神聖ローマ帝国解体まで、ザクセン公国として発展し、北ドイツ一帯(4州分の広さ)を治めた。 ドレスデンはザクセン公国の代々選帝侯の宮廷都市として栄えた。 19世紀になって、ザクセン王国ができ、次いでドイツ帝国、ワイマール共和国、東ドイツ、そしてドイツ連邦共和国へとなった。 1806年神聖ローマ帝国はナポレオン1世によって解体されたが、それに伴いザクセンも公国から王国とされ、時のザクセン公フリードリヒ・アウグスト3世が、ザクセン国王フリードリヒ・アウグスト1世となった。 その後1866年普仏戦争(プロシアとフランスの戦い)勝利し、1871年プロシア王を皇帝としたドイツ

帝国が誕生したが、プロイセン王国を中心としてバイエルン王国、ザクセン王国、ビュルテンベルク王国など大小25の国々か ら構成された。 しかし1918年ドイツ革命、1919年ワイマール共和国樹立によって、Dscf0143ザクセン王国は消滅した。

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ドレスデンの観光スポットに、25000枚のマイセンのタイルで101mにわたる君主の壁画がある。 ここにはアウグスト1世、2世、3世などザクセン君主をはじめ、1000年に及ぶ歴史をもつヴィッテン家出の大公、選帝侯、王達35人の馬上の姿が描かれている。

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エルベ川に面した広場にはアウグスト強王の騎馬像があった。 その像が市街地の歴史的建造物を背景にして、金色に光輝いているのが印象的であった。 ドレスデンの美術のコレクションは、16世紀のザクセン選帝侯の時代から始まっているが、コレクションが強化されたのは18世紀のフリーDscf0145_2 ドリヒ・アウグスト1世(アウグスト強王)の時代である。 アウグスト強王は1711年から10年かけてツヴィンガー宮殿も建立している。 アウグスト強王は、建築物、芸術品コレクションを残しただけでなく、マイセンの磁器も強王の命によりドレスデンで開発、マイセンで製造させたとされている。 またアウグスト強王はポーランド王の地位も手に入れ、そしてマイセン磁器による財力を背景に、ザクセンをヨーロッパ列強の国に押し上げていった。 右の写真はカトリック宮廷教会。 もともとプロテスタントであったアウグスト強王は、カトリックの王位を継承するためカトリックに改宗し、1737年にこの教会を造ったとのDscf0154_3 ことです。

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4時半過ぎると真っ暗である。 少し寒くなってきたところで、屋台でホットワインを飲んだ。 ドイツではグリューワインと呼ばれ、カップのデザインもよく、そのカップをお土産に頂戴できた。 ドイツではカップのお土産がよくあるようであるが、記念になって嬉しい。 少し温まったところでバスに乗り、150Km3時間、プラハへと向った。 

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コメント

ドレスデンも歴史を感じるところですね。よーロppは歴史がどこに行っても残っていますね。

ちびでぶさん コメント沢山にありがとうございます。
この先、チェコ2日、オーストリー、スロバキア、ハンガリーと行きましたので、書き足していきます。
ご覧いただけて嬉しいです。 ありがとうございます。

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